化学糊と正麩糊

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     掛軸を伝統的技法で制作する場合に
    当然裏打ちをしなくてはいけません

    裏打ちをするには本紙と裏打ち紙をつけるための
    接着剤が必要です

    実は接着剤にも様々あり、大きく分けて化学糊と
    小麦粉澱粉糊の正麩(しょうふ)糊があります。

    実はこの接着剤ですが
    これはわたくしの経験からの発言ですが
    ※この考えに反論したいかたもいると思います、個人的な意見ですのでご了承ください

    まず、化学糊は当然正麩糊の原料以外に接着をよくしたり軸の掛りをよく
    する為に必要な物質が入ってます。ということは掛りをよくするための技術などは
    糊が助けてくれますので、しょうふ糊より簡単にできます

    とてもすばらしい接着剤に思えますが欠点としては
    まだ糊の歴史が100年もたってなく、様々な改良はされておりますが
    実際作品が長期間経過した時にどのような変化になるのがわからない・・・
    ということがあります・・

    現に化学糊で制作した作品は仕立て直しの際に
    剥がしにくいもしくは剥がれないということがあります。
    これでは機械仕立てとそんなに変わりません

    その点正麩糊に関しては1000年以上続く実績がありますので
    作品の保存という観点からはこれに勝る接着剤はないと思われます

    もし可能であれば、表装を頼む時は機械仕立てなのか、もしくは手技仕立てなのかのほかに
    接着剤は何を使用しているかを聞いてみると良いかもしれません

    飾るを楽しむラボスペース
    渋谷のIMA

    kakejikuを生活に




    看板

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       渋谷のIMAをオープンしてから
      2か月が過ぎて、その間に色々なイベントを行ってきましたが
      早急に解決しなくてはならない問題があります

      看板です!!

      壁に大きくするような看板でなく、よく道に置いてある
      三角の形でポスターなどを入れる看板です

      色々と捜しているのですがこれだ!!というのが中々ありません
      IMAのテイストに合わせて和の趣あるものにしたいのですが
      どこを探してもアルミフレームのようなものしかありません

      やっとインターネットで焼杉のいい感じの看板をみつけましたが
      すでに製造中止・・・・・

      現在しかたないので、自作しようとこころみてるところですが
      脚立を伸ばす時に伸びたり縮んだりする、金具の名称がわからなくて
      現在休止中です

      とにかく早く簡易的な看板をつけなければ、初めて来られる方が
      迷いまくってしまい、ご迷惑をかけてしまいますので
      本当に近日中には看板を創り上げたいと思います

      自分にプレッシャーを与える為にも
      ブログとして記録に残させていただきました

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      表具の世界が今週の「jほこ×たて」で見れます

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        今週の日曜日午後19時からの「ほこ×たて」のTV番組において
        和生堂を営んでいる表具師の小渕さんが出演されます

         「どんな掛け軸でも修復する職人」VS「高橋英樹の絶対修復できない掛け軸」というテーマだそうです

        小渕さんは掛軸師と違い、長い修行期間に裏打ちされた技術や知識がとても豊富で
        素晴らしい表具師さんです

        結果はわかりませんが、とうぜん勝つものだと思っております

        今回は表具の修復部分ですが、表具の世界のイメージがつかめるかもしれません
        ぜひ皆さんご覧頂いて表具の伝統技術を感じてみて下さい

        そして少しでも、表具、わたくしの仕事では掛軸ですが、その世界に興味を
        持っていただき、ぜひ生活の一部に加えていただければ嬉しいです

        和生堂 表具師小渕博由さんのHP

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        佐河太心の掛軸は専門店の料理です

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           しばらく前にブログでも書きましたが
          掛軸を作るということは料理をすることに似ております

          掛軸師はいかにおいしく作品を鑑賞してもらうかを想像して
          掛軸を仕立てます

          その中で飲食店も様々なカラーがあるように
          掛軸をつくる人にもカラーがあります

          例えるなら伝統的技法を駆使して古い作品の修復や仕立てを
          する人は伝統ある日本料理店、近代表装といわれる機械で
          作っているかたは、ファーストフード店などなど

          これもどの料理が素晴らしいとかではなく、それぞれ特徴があるということです

          もし、掛軸を作りたいと思った時には、なにを食べたいかを
          想像してみると頼むお店も絞られてきます。

          マックのポテトを食べたいのに日本料理やいってもかみ合いませんし
          懐石料理を食べたいのに、立ち食いそば屋いっても満足できません

          掛軸を作るということもそのようなことが言えます

          ただし、自分が何を食べたいかわからない時は
          掛軸師佐河太心が表装アドバイザーとしてご相談にのりますので
          ぜひご相談下さい

          と、うまくまとまった所で 本日は終了させていただきます



          表具師と掛軸師

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             私が名乗っている掛軸師という名前は
            私しか名乗っておりません、通常掛軸などを作る人は
            表具師や表装師という肩書きを持って仕事をしております

            なぜ私が表具師や表装師という名を名乗らないのかは
            3つの理由があります

            一つ目は一言でお会いした人にどんな仕事をしているのか伝えやすくするためです

            表装と掛軸、どちらが仕事をイメージしやすいか?
            当然掛軸だと思います(掛軸の本紙を書いていると思う人もいるかもしれませんが・・・)

            二つ目は自分は職人の器ではないということです。

            表装師、表具師はどちらかというと職人です。

            依頼されたことを自分の持っている技術を駆使し完璧にこなし、納める!
            一流の職人はそこに妥協はありませんし、
            ましてや自分の表現を思い切り表に出すことはしません。
            さりげない技術の主張はあるかもしれませんが、それは依頼された範囲での最高の状態に仕上げるための技術です。

            しかし掛軸師になると、依頼されたことではなく、
            どちらかというと、クライアントと主体的に関わり一緒に作品を作り上げるイメージです、
            当然そこには自分の主張や技術の創造性も出てきます。

            職人とクリエイターの違いのようなものかもしれません。
            ※厳密にはちがうかもしれませんが・・・

            三つ目は先輩方に失礼すぎて表具師などと名乗れません

            表具師と名乗ることにより、掛軸、屏風、襖、衝立など
            様々な種類の技術や知識が必要になります、
            当然数年や数十年程度の修行で一流になどなれません、
            現役の60・70・80代の親方でさえ自分はまだまだ修行中という程です。

            そんな中まだ表具業界に関わり10年程度しかたっていない自分には、
            とてもじゃないですが、表具師の名前は使用できません。

            ※表具技能士という国家資格がありますが、こちらは
            表具技能士の資格がないと名乗ることができません、1級と2級があります
            ちなみに私は表具技能士1級です

            すみません話がそれました
            そこで掛軸師と名乗ることにより、通常表具技術の基本習得に10年掛かると言われる所を、
            表具全般でなく特に掛軸の技術や知識に特化することで、
            修行のスピードを上げる方法を取りました。

            そのため掛軸の技術知識は同年修行した人よりもあると確信しております、
            しかし襖、屏風、衝立に関しては技術知識はレベルは下がります
            壁装などにいたっては素人と変わらない知識しか持ってないかもしれません・・・

            以上が3つの理由です

            このような理由から私は掛軸師活動をしております。
            掛軸師がどのような師なのかお分かりいただければ幸いです




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