新しい掛け軸の創造

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    私の活動コンセプトに
    「正しい掛け軸の伝承と新しい掛け軸の創造」というものがあります

    今回は新しい掛け軸の創造にチャレンジしております

    新しい掛け軸ということは、現代に合った掛け軸を作り出すこと
    または、未来へと続く掛軸の提案ということになります

    床の間のない居住空間が多くなってきている昨今では
    やはり床の間以外でも掛けれる掛軸を創造、提案していかなくては
    いけません

    そんなところから、部屋の調度品、ダイニングテーブルや箪笥、玄関収納といった
    木のぬくもりのあるインテリアにあうものはないかと考え
    木の掛軸を作りたいと思っておりました
    しかし当然木なので、普通に考えれば硬いし巻けません・・・

    色々と考えて突き板や、かんなで薄く削りでた木くずを使用するなど
    試しましたが、いかんせんどんなに薄くても和紙のような薄さはでず
    割れてしまう、、、縮んでしまう、、、となかなかうまくいきませんでした・・・

    しかし今回、突き板など木の加工材料を生産しているメーカーが
    木の折り紙というのを販売しておりました

    直感的に折り紙として使用しているのであれば
    掛軸としても使用できるのではないかと思い
    問い合わせをしてみました

    そうしたところ、本来は折り紙の大きさのみ販売らしいのですが、
    特注で掛け軸で使用できそうな
    大きさで販売していただけるということになり
    早速先週から実験開始しております!!

    しかし、水分の吸収率などなかなかクリアすべき問題は多そうです・・・


    表装の打合せ

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     3月20日からに渋谷のIMAにてFUKUUさんの個展を開催いたします

    その作品の表装の打合せを先日行ったのですが
    やはり、クリエイターさんとの打ち合わせは本当に楽しいです

    自分では気づかないような着眼点で表装を使用して表現しようとしていて
    その表現方法で軸を作ってあげれるのか?出来ないようならどんな方法だったら
    理想に近づけるか?などなど

    とにかく、普段ではやらないようなことをチャレンジさせていただけるので
    ものすごいワクワクします。

    今回は3時間程の打合せでしたが、まだまだ詰めるところがありそうです
    時間があっという間にすぎてしまいます^^

    3月20日から25日まで開催いたしますので
    ぜひみなさんお越し下さいませm(__)m



    アメリカでがんばる仲間!!

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       掛け軸屋では表装材料の販売や掛け軸の仕立て、
      そして表装の作り方を教える表装教室を行っております

      受講生は書をやられてる方が多いのですが、
      たまに表装の技術にフォーカスして、その技術を
      習いたいというかたもいらっしゃいます。

      数年前にアメリカ人の生徒さんがいらっしゃいました
      アメリカ在住のため来日した時のみで時間が限られた中での
      技術の伝承でした。

      しかし技術を覚えるという向上心がものすごく
      みるみる上達していきました。

      そして現在ではアメリカで表具屋として開業しております
      またアメリカは日本とは気候風土などが違う為
      糊の濃度や乾燥・湿度などいちから実験していかなくては
      なりませんので、日本で開業する以上の知識と技術が
      必要だと思います。

      それを克服しながらも現在続けてがんばっています。

      一応、自分の弟子という形になってはおりますが
      自分もまだまだ経験実力修行不足です

      私の中では彼は一緒に切磋琢磨している仲間
      そして、表装を世界に広める為に活動している同志と思っております。

      そんな彼から、素敵なプレゼントが先日届きました
      自分が日々疲れているだろうと、チョコレートミントココア?を贈ってくれました

      コーヒーに砂糖のように入れるとミントの香りがふわっとして
      とてもおいしくなります。

      日本にはあまりミントを飲み物として飲むという文化ない気がするのですが
      ガムなんかはミントばっかりですのでやはりリラックス効果はあると思います

      飲み物にもミントを入れるととてもリラックスができました。
      ありがとうございました(^'^)

      そんなこんなんで
      本日はアメリカでがんばる仲間・同志を紹介させていただきました

      彼のサイトです






      裏打とパネル貼り講座

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        昨日は木曜日でしたので
        表装学園の表装教室でした

        表装学園とは?

        仕立てを頼む方、自分でやってみたい方
        それぞれ目的は違いますが
        みなさん表装という世界に足を踏み入れてくれている大切な方たちです

        前回の記事で裏打だけでもしておくと良いですよ〜
        と話しましたが、この教室の裏打ちとパネル貼り講座は
        裏打した作品をパネルに貼る講座です

        ・・・・そのままかい!!

        段階的に作品を飾る、保存する方法の
        本格的になっていく過程として簡単にすると
        裏打→パネル→そして掛け軸や額になると思います

        裏打だけだと心もとないなあ〜でも、軸にするほどでもなく
        気軽に飾りたいんだけどな〜なんて
        時にパネル貼りが最適です

        表装学園では裏打プラスパネル貼り講座を全2回で
        お気軽に開講しておりますので、ぜひご興味のある方は
        受講して見て下さい!!

        本日は・・・・ザ・宣伝!!でした^^;




        本年度そろそろ掛軸師として制作開始

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           昨日は休み明けということもあり
          ほとんどパソコン仕事をやっておりました

          意外と思うかもしれませんが、私は作品を作っているより
          パソコンに向かってる時間のほうが圧倒的に高いです^^;
          ※意外ではないですか?・・・・

          やはりインターネットを使用して表装、掛軸を発信していくためには
          コツコツとサイトを充実させたりしなくてはいけないのです・・・・
          いかにわかりやすく、いかに身近にを訴え続けております

          しかしそんなことばかりやっていると、現場を忘れてしまいます
          「事件は会議室で起こってるんじゃない、現場でおこっているんだ!!」
          状態です

          今週の末には新しい仕立ての依頼ではなく、新しい掛け軸の制作に
          とりかかろうと思います。

          この間NHKの番組を何の気になしにみていたら
          サナーという建築家の番組をやっていて
          そこが手掛けた、豊島美術館の映像に何故か
          インスパイアされました!!

          それを形にしてみようと思います




          伝統的と近代的

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             先週の大雪が場所によってはとけてないのにまた雪が降るというニュースで
            交通機関が乱れたらやだなと思っておりましたが
            今回は気温が高かったようで雪が降らなかったです。

            そんな感じで私は週が始まりました

            一応掛け軸屋は月曜日も休みですので、週の始まりは
            火曜日になります。

            1月仕立て依頼状況ですが
            年明けのせいか、掛軸屋での仕立てのご依頼の多くは
            とにかく急ぎで仕立ててくれという要望が多かったです。

            そのような時は掛け軸屋では伝統的表装ではなく近代表装で
            納めさせていただきます。
            とにかく納期を優先ということで、しかしここで気をつけているのが
            早く作る代わりに、どのような弊害が起こるかもしっかりと
            お伝えすることです。

            まず近代表装、機械表装で仕立てるということは、将来的に
            仕立て直しをすることができない、風合いが機械的になるなど
            様々な特徴を説明させていただております。

            その説明があるのとないのとでは、やはり大きく違うと思います

            なぜ、書道用品店さんと表具屋さんの仕立ての価格が3倍以上違うのか?
            それは機械仕立てと伝統的表装仕立ての違いに行きつくのですが
            この違いを説明しないと、ただ単に書道用品店は安い、表具屋は高いという
            イメージがついてしまいます。

            当店をご利用いただいているお客様はそんなことはないのですが
            表具屋はぼったくってるとまで思う人までおります・・・・(+_+)

            そんな悲しいことが起きないようにこれからも
            地道に表装とは? 表装の方法などをことあるごとに皆様に発信していきたいと思います。

            裏打をものすごくわかりやすく説明するということ

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               先日、渋谷のIMAがテレビデビューをしました

              いつもお世話になっている
              art書家の本田蒼風さんが小柳ルミコさんに
              art書を教えるという、番組企画があり

              蒼風さんがごり押ししてくれて渋谷のIMAを
              撮影場所にプッシュしてもらいました

              おかげで、渋谷のIMAの空間を映像として
              みることができました

              そんななか、art書を書いた作品を
              掛軸に仕立てるということで、私も
              掛軸師として数秒紹介されました

              本当はもっとうんちく言ってたのですが・・・・
              テレビとはそういうものでしょう^^;

              その時に、小柳さんが
              「書いた紙がくちゃくちゃなのに
              なんで、こんなにピンとなるの?」

              という、表装をするものには当たり前なことを聞いてきました
              しかし、裏打の意味や流れを知らないと
              当然そのような疑問をもつのは当然です・・・

              で説明を試みるのですが
              軸を仕立てる側からすると
              裏打をすることによって、まっすぐになることは
              当たり前なことですので、意外とわかりやすく説明することが
              出来ないのです・・・・

              今後の大きな課題を発見できたという意味で
              とても貴重な経験でした

              また、この裏打のポイントをさらっと疑問に
              思って質問できる、小柳ルミコさんの感性は
              さすが芸能人だなと、妙に納得してしまいました

              一般の人はなぜまっすぐになるのか
              あまり考えることもしないようです^^;

              写真はたまたま、はげ頭が切れているその時に撮らせていただいた写真です

              ※教訓、頭がデカイ人間は写真撮る時には前に出てはいけない

              飾るを楽しむラボスペース 渋谷のIMA









              失敗はしなくてはいけないのか?

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                いきなりの、タイトルで恐縮です

                どんな仕事でも必ず失敗というものがあります
                本当は失敗はしないのがいいことではありますが
                振り返ってみると必要な失敗というのもあるかもしれません

                エジソンはいいました
                「実験に失敗したとしてそれは失敗じゃない
                その方法が失敗するということを学んでいるではないか・・・」 
                なんちゃって・・・

                そんなことはともかくとして
                掛軸についての失敗とは何か考えてみましょう・・・

                通常、掛軸を作る時は作品があって、それをお持ちいただき
                掛軸の形にするのが私の仕事です。

                しかし、その作品は余白が大きいとか、上の部分を数cm切って
                仕立てて下さい、というリクエストがよくあります

                作家さんや依頼主の方はあっさり切って下さいといいますが
                切るほうとしてはちょいと小さなプレッシャーです・・・・

                切ってしまえばその作品を元に戻すことは出来ないからです

                で、私は過去に一度だけやってしまったことがあります!!!
                作品の裁断位置や仕立ての色味などをデザインを決めていただき
                仕立てたのですが・・・・

                出来上がった時に、作品が切られ過ぎてると・・・・・
                打合せで指示された通りに仕立てたつもりでしたが
                ここで裁断されると構図が崩れてしまうなどなど・・・

                ご依頼を受けた時に、裁断位置の写真など確認できるように
                しておけばよかったのですが、何回か仕立てている方でしたので
                慣れというのが出てきて、後で撮っておけばいいやという感じで
                結局撮り忘れてしまったのです・・・

                そうなると、言った言わないの世界になってしまいます
                まずは原因究明と出来る限りの修復と今後に向けての改善点などを
                提案させていただき、納得していただけましたが

                その後仕立ての依頼は来ておりません・・・・

                何がいいたいかといいますと

                掛軸を作るということは、ひとのものを預かってそれを加工するということです
                たとえば、世界的に価値があるものは当然として
                他の人にはまったくの価値がないものでも、その人にとっては
                何物にも代えがたい大事なものもあるわけです・・・

                そんな重い想いもいっしょに仕立てなくてはいけないのです

                それを考えると本当に割の良い仕事ではないとは思いますが
                しっかりと出来た時のお客さんの顔をみると充実感が広がります・・・

                掛軸を仕立てる中ではしていい失敗としてはいけない失敗が存在します。
                失敗しない人はいないですが、失敗してはいけない・・・・

                なんともやるせない世界です

                それでも日々前に進んでいかなくてはいかんな〜という
                ごくごく当たり前のことを言いたくなりました(+_+)







                どんどん掛軸が・・・

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                  こころの所、自分の世代以外の方とも色々な形でお付き合いさせていただいているのですが
                  ショックな出来事がありました

                  自分は掛軸に関わっておりますので、やはり仕事の話などになると
                  掛軸を作ったり掛け軸についてのイベントとかしたりしてるんですよ〜などと話します

                  その中で、年配の方などは当然のことながら「床の間」がいまはないからね〜
                  大変でしょ〜と8割方の人は掛軸と床の間をイコールとして捉えております

                  まあそれはしょうがないとして、実は自分の同世代の人間もやはり
                  床の間=掛軸とらえております

                  まあまあそれも良いのですが・・・・

                  しかし20代前半の子に聞きますと、そもそも掛軸ってなに?という答えが返ってきます・・・

                  うわっつ!!これにはかなりのカウンターパンチを食らいました
                  そもそも表装という言葉だとわかりづらく誰でもしっている掛軸という単語を使用して
                  もっと身近に感じてもらうとしていたのに・・・

                  掛軸もわからない・・・

                  かなりの危機感を今感じております

                  自分の活動をもっと活性化する必要があると感じる今日この頃です・・・







                  商売人と職人

                  0
                     渋谷の掛け軸屋では、表装の材料も販売しているので
                    たまに、材料を買いにこられるお客さんもおります

                    その時に、まったく知識がなくて掛軸を安く作りたいから
                    材料下さいと、わたしにすべてを丸投げしてくることがあります

                    そんな時は教室に通って下さいと遠回しにお話ししますが
                    「時間がない明日にはつくらなくてはいけない・・・・」と話したりされます

                    そんな簡単に軸は作れないですよ!!と心の中で思いながら
                    いつからかそのような発言をされるお客様にイラッとしはじめました・・

                    たぶん自分がだんだんと職人に染まってきているのではないかと・・・
                    以前は商売人としてそんなことを言うお客様もまったく気にならずに
                    一緒にどのように明日までに作ればよいかなどと考えておりました・・・

                    はたして、どちらが良いのか・・・・正解はないように思いますが

                    しかし、同じ丸投げをしてくるお客様でも気にならない方は実はいます
                    それはどういう方かというと、物を作りだすということ、物を作る人に対しての
                    リスペクトが感じられるのです。。。

                    作るのは難しいのはわかります、でもどうしても明日必要なんですと
                    作り手の気持ちになって話してくれます

                    イラッとくるお客様は総じて、掛軸作るの簡単、そういうの得意!!自分だったら出来るから
                    ちょっと教えてよ!という根拠のない自信を前面に出してきます・・・

                    で、結局はなにがいいたいのかというと・・・・
                    掛軸は簡単にはつくれないですよ・・・
                    掛軸は布の上に作品を貼ってるわけではないすよ〜を

                    いいたいのです




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